日本生まれの治療法、ゆらし療法。
松永光司先生が2012年からドイツにて直接講習をなさり、当地にも広まってきました。
2013年より年に2回、ドイツのデュッセルドルフにて、ベーシックコース、セラピストコースが開催されていますが、その際に、通訳として全コースをアテンドしてきました。
また、ゲルゼンキルヘン、ドルトムントにて行われた自然療法士専門カンファレンスにおける松永先生の講演、カンファレンスでのブースのアシスタントなど、現在まで、ドイツのゆらしに関わってきました。
ベーシックコースを例にとれば、これまでに通算、10回以上、コースのアテンドをしています。
さらに、2015年にベーシックコースを教える許可をいただき、デュッセルドルフほか、ドイツ各地で講師としての活動もしています。
やさしく体にアクセスすることにより、体に警戒心を起こさせず、リラックスした中で緊張をといていく。それによって痛みの症状がどんどんなくなっていきます。
ゆらし療法で、メンタルを整え、リューマチ、肉離れ、腰痛、頭痛など、あらゆる急性、慢性の痛みに対応できます。 また、内臓の機能障害にも優れた効果を発揮します。
優しく、やわらかく、繊細。それでいて即効性がある手技療法
ゆらし療法は、手当や、軽く擦る、といった、伝統医療的なアプローチ着想を得て開発されました。
幼いころ、急な腹痛や頭痛が、お母さんやお父さんになでられることによって、スーッとなくなっていく体験をした方も多いでしょう。 そういった現象に生理的な見地から解釈を加え、確実に効果を出せるような技術体系に組み立てられたのがゆらし療法です。
それゆえ、大変安全で、0歳の乳児から、100歳の高齢者に至るまで、すべての方々の心身に安心感を与えることができます。
しかも、優れた即効性を併せ持っています。薬や器具や、強い刺激を用いることなく、痛みや違和感がその場で大きく変化します。 その体験は、いらして下さった多くの方々がを驚かせ、また、その即効性に、セラピスト自身が密かに驚くことも珍しくありません。
筋肉組織の収縮と痛みの関連を追及
ゆらし療法は、筋組織の収縮と痛みの関係に着目した療法です。 筋組織の緊張を解消することで、痛みや違和感に驚くほど大きな変化をもたらすことができます。
一般に、セカンドペインと呼ばれる慢性的な痛みや違和感は、脳の感覚統合領域で情報処理された結果として発します。 脳は身体からの感覚入力を統合して知覚を得ますが、私たちは、「脳が筋組織の収縮からも感覚入力を得ている」と考え、それ故に、筋組織の緊張を解消することで入力情報を書き換え、知覚による痛みを変化させることができると考えます。
さらに、独自に開発された筋緊張解消技術は、内臓の平滑筋や血管平滑筋などの緊張も解消するという副産物を生みだしました。 すべての筋組織は、緊張が解かれると、伸びやかでゆったりとした活動を取り戻します。 それは、様々な内臓疾患が回復する可能性をも示唆しています。
また、完全に無害な施術は、精神的ストレスを緩和するのにも力を発揮します。 実際に、施術により、精神的に大きな変化が現れることも、多くのゆらし療法の治療院が確認している事実です。